・メガバンクでの他行振込手数料
・振込手数料を無料にする方法
・銀行が顧客第一主義からほど遠いこと
おはーん、ペーパー先生です。
銀行の振込手数料ってほんとバカになりませんよね。
先生のメイン金融機関は以下です。
・銀行=みずほ銀行さん
・証券=マネックス証券さん
中長期保有の資産運用をしていても、資金移動はそこそこ発生するのですが、
みずほ銀行→マネックス証券の移動は、手数料無料で即時入金が可能です。
しかし先生は、
・住宅ローンは三井住友信託銀行さん
・暗号資産の積み立ては三井住友銀行さん
への振り込みが毎月必要です。
そこで悩みの種になるのが振込手数料。
今日はメガバンクで「他行振込手数料を無料にする方法」についてやわらか解説していきます。
メガバンクでの他行振込手数料
みずほ銀行さんのネットバンキングから他行宛へ振り込みをすると1回につき440円(税込)かかります。
つまり先生の場合は月に2回で880円。1年間で10,560円。
これを取り返すとなると、現在のみずほ銀行さんの普通預金金利は0.001%ですから、
10億5,600万円を1年間預けておく必要があるわけです。
ぜんぜん現実的じゃありませんね…。
家計に対するインパクトが小さいようで実は大きい振込手数料。
メガバンクでの他行振込手数料(税込)比較は以下の通りです。
■みずほ銀行さん
<他行宛:3万円未満>
窓口:770円
ATM:330円
ネット:220円
<他行宛:3万円以上>
窓口:990円
ATM:440円
ネット:440円
■三井住友銀行さん
<他行宛:3万円未満>
窓口:660円
ATM:220円
ネット:220円
<他行宛:3万円以上>
窓口:880円
ATM:440円
ネット:440円
■三菱UFJ銀行さん
<他行宛:3万円未満>
窓口:660円
ATM:275円
ネット:220円
<他行宛:3万円以上>
窓口:880円
ATM:440円
ネット:330円
無条件に複数回の振込手数料が無料というネット銀行も存在する中で、とにかく高い…。そういう印象しかないです。
昨今はスマホ決済の台頭、暗号資産の登場などにより社会インフラとしての立ち位置で帰路に立たされるメガバンク。
莫大な人件費を、膨大な手数料でカバーする構造にも限界がきています。
他行振込手数料を無料にする方法
では、他行振込手数料を無料にするには何か方法がないのか?
実はあります。以下にまとめました。
●みずほマイレージクラブカードまたはみずほJCBデビットの年間合計100万円以上の利用
+
以下のいづれか
●みずほマイレージクラブカード(クレジットカード)、みずほJCBデビット、みずほWallet、またはJ-Coin Payいずれかの利用
●みずほ銀行、みずほ信託銀行、みずほ証券の資産運用商品(投資信託[MMF・MRFなどを除く]、金銭信託[財産形成信託などを除く]、外貨預金[特約付き定期預金を含む]、公社債[個人向け国債を含む]、株式など)の月末の最終残高が100万以上
●みずほ銀行のお借入(住宅ローン・カードローンなど)の月末残高がある
→これを満たすと月3回までネットでの他行宛振込手数料が無料になります。
https://www.mizuhobank.co.jp/retail/products/mmc/tokuten/jyouken.html#S-stage
なし。
※SMBCポイントパックで所定の条件を満たした場合、ジャパンネット銀行の本人名義口座への振込に限り、ネットでの振込手数料が無料となります。
●三菱UFJデビット利用代金の引き落とし
もしくは
●Eco通帳(インターネット通帳の利用)
もしくは
●クレジットカード(NICOSカード等)利用代金の引き落とし
もしくは
●預金残高10万円以上
+
●月中に1回あたり10万円以上の給与の入金
もしくは
●月中にNISA/つみたてNISAでの「投信つみたて(継続購入プラン)」の自動振替
もしくは
●MUFGカード等クレジットカード利用代金の引き落とし
もしくは
●預金残高30万円以上
+
●MUFGカード・プラチナ・アメリカンエキスプレスカードの利用代金引き落とし
もしくは
●住宅ローンの利用
もしくは
●借入残高500万円以上
もしくは
●預金残高500万円以上
→これを満たすと月3回までネットでの他行宛振込手数料が無料になります。
原則いずれの銀行も当月中の条件判定をクリアした場合、翌々月から他行振込手数料の月3回無料が反映されます。
一言で表すと、めちゃくちゃ分かりずらいし面倒くさい!!
これが今のメガバンクです。
携帯電話料金の次はこれを早々に見直して欲しい。
ちなみに先生は富士銀行時代から一貫してみずほ銀行さんがメインバンクですので、
他行振込手数料を無料にするためだけに先日、投資信託を120万円分購入しました。
月末判定時に100万円以上ないといけないのでやや多めに入れました。
なお銀行で扱われている投資信託は、信託手数料が1%を超えるような商品だけでなく、
いわゆるネット証券で扱われているものと同様の商品もネット専売として存在します。
先生はぼったくられていませんのでご安心ください笑
…まぁこの120万円はもはや人質感ありますが。
それにしても銀行の顧客第一主義はどこに行ってしまったんでしょうか。
見てるか!半沢!!
では、ごきげんよう。
メガバンクは過渡期。